休止中。


by murkhasya-garva
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カテゴリ:活字・マンガ( 16 )

禁断症状。

熊本に戻ってからこれで3日目。なんとも長く感じられるのはなぜか。
ここに来てやっていることといえば、
食事、読書、法律相談の付き添い、受験を控えた弟の家庭教師役。
剣道全然やってない。
漫画をまったく読んでいない。活字ばかり読んでいる。
日中にコンビニで立ち読みするのが気が引ける。
かといって夜中にマンガ喫茶行くのはだるい。
日中は暇なら図書館。
夜中は弟から借りた村上春樹か、図書館で借りた本。
マンガ読みたい。ヤヴァイ。
月曜から読んでないんだよ。もう一週間終わっちゃうよ。
明日は意地でも行こう。

なんとも宙ぶらりんの時間。
しかしこれはこれで良いのかもしれない。

活字は色々なことを強烈に思い起こさせる。
読み終わったのは、
玄侑宗久「アブラクサスの祭」
車谷長吉「鹽壷の匙」
どっちもたまたま図書館で見つけたのに。
どっちも重い。
前者はかつてバンドをやっていた躁鬱の僧侶。こっちは救いがあるからまだいい。・・・いやあどうだろう。。。
後者は周囲と一種隔絶されたような精神の人間。役職を付けようがない。人間。
自分の半生を、舞台を代えながら何度も何度も描き出す。
劣等感やら狂気やら孤独やら、心底に澱のようにたまる違和感ともいいがたい感情。
確かに村上春樹の3部作のほうが、世代的に?よく「分かる」のだけど、
車谷長吉は「分から」ないが、何だか、どめっ、として、しかし、かすかすとした孤絶感やらが脳髄を溶かす。
息が詰まる。おかしくなりそうだぜ。
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by murkhasya-garva | 2005-03-06 01:45 | 活字・マンガ
立ち読みに行かねば。
最近発売3,4日後に読むことが多い。
サンデーやマガジンは案外すぐコンビニの店頭から消える。
サンデーがなぜか面白いように思われる。気の迷いであることを祈る。
あおい坂高校、だっけか、あれとか、いでじゅう!もいいな。
からくりサーカスはいつ打ち切りになってしまうかはらはらし通しである。
平均的に良いような・・・
なんともいえん。

どうでもいいですね~
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by murkhasya-garva | 2005-03-02 21:30 | 活字・マンガ
よし!漫画についてかこう。今日は30%くらい乗り気。
「やさしいからだ」の作者の安永知澄が出した短編集「あのころ、白く溶けてく」。
何であれを初めて読んだ時に調子が悪くなったのだろうか。
作者が描く人物は一様に瞳がやけに黒い。少女マンガによくあるようなキラキラ目で甘美なロマンスを、軽薄さとともに語ったりしない。まるで人の深遠を映し出すような得体の知れなさ。
読んでいてどうも落ち着かなくなる。不安になるんだろう。
そんな目をした人物は時折話をやめ、どこか遠くを見たり、行動している以上のことを言わずして語ろうとする。その行動もまた、生活のうえでの微妙な心の揺れを抱えながら何とか折り合いをつけたものである。いや、折り合いがついていないのかもしれない。その折り合いのつかなさが抑圧されそこなった気持ちを表すのか。
たぶん、明確な気持ちの境界線を引けない人のことや、触れたら切れてしまいそうな不安定な心を描いているからこそ、読んでいて不安になるのだと思う。
テンションあげようとしたり、気分転換に読む類とはちょっと違う気がする。
何度か読めば、登場人物、ひいては作者の思っていることにも慣れてくるだろうし、分かってくることだろう。そうすれば不安定になることなく読むことができる。俺は慣れた。
そう、何度も読むことができる、それだけの価値がある。
「やさしいからだ」もそろそろ欲しい。より洗練された感じのする作品。

コミックビームのどこが面白いのか分からない、と言うやつがいる。同人誌上がりの作者が思い思いに描いてるだけだろ、とか。
何いってんだ。一つ一つのクオリティーが高いということ、そしてそれぞれの作者がめいめいに描いているということはこの雑誌が贅沢な証拠だ。
絵がきれいなのがいないと言うやつがいる。絵が上手い漫画家は誰か聞いたら、デスノートの小畑健、国が燃えるの本宮ひろし、ゼットマンの桂正和を挙げる。確かに上手いけど絵の上手下手で読む漫画を選別するのは、もったいない!!!!本当にもったいない。
だいいち絵の上手下手なんて明確な線引きはできない。そんなの好みの問題だ。
一つの判断材料として絵の巧拙を問うのならいいけど、それを専らの判断基準にしてしまうのはダメです。ひっくるめて判断しろよ。もったいないよ。
絵が上手くてもひどい漫画はけっこうある。以前言った黒鷺死体宅配便とか。
「エイト」(上條淳士)、「ショコラ」(窪之内英策)は尻切れで終わらすな。どっちも多少は有名な漫画家だろうに。あえていうとハンターハンターもダメくさい。

・・・え、何。お前の言ってることも所詮好みの問題だろって。
そうね。それをいっちゃおしまいよ。
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by murkhasya-garva | 2005-03-01 01:14 | 活字・マンガ

あとがき、のような、

あのねー。
コミックショックで面白そうなの見つけたの。
というか読みたいのが大量にあるの。
まず買ったのは、
松本大洋の「日本の兄弟」。なんというわけでもないけど、この雰囲気が好み。
松本大洋は独特の雰囲気があって、特に抵抗なく読み進んでいけるような気がする。
コミックビームとかは食い物にたとえたら醗酵食品の詰め合わせ。
そんなものばっかり食ってたら嗜好が激偏ります。
けど人間生きているからにはこの旨さは知っておいたほうがいい。
そこで松本大洋とかは漢方薬。ツムラから出てるやつみたいな。
頭の調子を調える、ちょっと苦めの良薬であると。読まないかん。
みんなジャンプやらメジャー誌に毒されすぎ。
マンガは面白けりゃいいってもんじゃありません。もう既に日本人の常食ですから。
・・・残念じゃないよ。ガロとかも探して読めよ。僕は読んでませんが。

あとは、「黒衣の下の欲望」。マンガではありません。エロい。生々しい。

はい、他に読みたいのは、
藤原カムイ「福神町奇譚」
サラ イネス「誰も寝てはならぬ」
柳沼行  「二つのスピカ」
松本次郎 「フリージア」
鬼頭莫宏 「なるたる」「ぼくらの。」
よみてえよ。「誰も寝てはならぬ」は欲しい。モーニング連載。

関係ないが、気になる短歌がある。
「難波津に 咲くや此の花 冬ごもり 今を春べと 咲くや此の花」
同語反復なんてあまりないだろ。
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by murkhasya-garva | 2005-01-14 02:39 | 活字・マンガ

評論家気取りかよッ!

新年初めての投稿。
と言うことで早速年末年始にかけて買ったマンガのレビューを勝手にやりたい。

まずプラネテス。大晦日にNHKで4話分をやっていた。おもしろいなあ。
キャラがアニメバージョンになって少し違和感を感じるけどそれを凌駕して、世界観に引き込まれていった。絵がきれい。声優も上手い。あってる。ちょっとノノはアニメ声過ぎたけど。
そして何よりも原作がいいのが、一番の理由だろう。まず良くありがちな善悪対立構図が露骨に出されていない。
デブリ課は既存の価値観(管制課)に対しカウンターパートとしての役割を持っており、人としての本質的な問題を提示しているように設定されているが、それだけでその存在を終わらせることなく、「本職」としての現実や、登場人物のおもい、なやみが細かに描き出されている。初めには、現実との違和を取り払ってくれるセリフもちゃんと用意されている。「俺たちはサラリーマンなんだよ」だっけ?
確かに、特別な能力を持ったキャラ(フィー)の良くありがちなネタをよくも一話分にして引っ張ってくれたなとは思うけど、その世界観から容易に予想されるような内容で終わってしまうようなことがなかったのは、このアニメ版のまごうことなき魅力だろう。

弟が見事にはまった。これを見終わって早速彼が買った原作は、以前俺が買いたいと思っていたけど結局買わずじまいだったやつ。改めて読み返してみると、主人公(ハチマキ)の感覚の変化がとても印象に残る。特に木星に行く前後が迫真的。
「何で俺を一人にしておいてくれないんだ。俺は一人で生き、一人で苦しみ、一人で死ぬんだ。この苦しみも、痛みも、孤独も全部おまえにやらねえ」
すげえ。

宇宙マンガといえば、ガンダムはさておいて、たまにいいのが出る。舞台が広くなるせいか、内容も自ずと深いものになってくるようだ。
「度胸星」
「MOONLIGHTMILE」
この2つはおすすめ。読め。
度胸星は作者に好き嫌いがあるかもしれんが、以前「デカスロン」を、今モーニングで「ジャイアント」を連載している山田芳浩。はじめは抵抗あるかも知れないけど、読む価値はある。しかし、これは何年か前に連載打ち切りになった。高校のころはまりかけて、度胸星を読むためにヤングサンデーを立ち読みしていたというのに、あるときふっつりと消えてしまった。いやわけ分からんわ。なんで打ち切りになるかわからん。
MOONLIGHTMILEはスペリオールで連載されている。コミックで通して読んでないし、上手く全体を把握できてないんでうまいこといえない。内容は政治的要素がふんだんに絡んできて、思惑やら何やらばっかりでつまらんかもしれないが、それは好き嫌いということ。もっとも度胸星やプラネテスとは主眼が違うだろうに。

他に買ったのは、
「チーズスイートホーム」
「ぼくは、おんなのこ」
「黒鷺死体宅配便」
「怪・力・乱・神クワン」
・・・なに。知らないって。そりゃ普段見かけないような雑誌のが多いからね。
「ぼくは、おんなのこ」はコミックビーム。
「黒鷺死体宅配便」は月刊エース。
「怪・力・乱・神クワン」はコミックフラッパーだそうです。
そんなんコンビニにはそうそう置いてない。俺も読まないし。最近コミックビームは購読してますが何か。
「チーズスイートホーム」はモーニング。メジャーだよ。子猫だよ。かわええな~。クロ号よりもむにむにしてていい。
クワンは絵がきれいだからいい。妖怪の描き方がけっこう上手い。別に萌えとかいわないでください。ちがいます。
「ぼくは~」は・・・放浪息子がまず気に入った。あまり癖のない絵。何を持って癖がないと言うのか知らんが。しかし表情が豊か。初期作品だからか、落ちが弱いとか内容がまとまってないとかいうのはあるけど、これも同人の詩集みたいに考えればよし。
「黒鷺~」は原作者が大塚英志つうことで期待して買ったんだが、これははずれ。何故こんなにどうしようもないのか。漫画かく方がだめなんでしょう。せっかくの設定やセリフ、話題展開がぜんぜん違和感なく入ってこない。登場人物が異能なことをごく当然のように描き、何のフォローもない。登場人物の実際の躍動感が感じられない。セリフのコマごとの分け方が不自然。そりゃね、池上遼一や木島日記描いた森美夏はそれでいいような描きかたしてるんだろう。しかしこれでは・・・。もったいないとしか言いようがない。漫画描く奴代われ。
べつに大塚英志が最高のストーリーテラーだとはいわない。はずれも多いし。「東京ミカエル」とか面白くない。けどこれはもっとどうかすれば良いのになるような気がする。

いやー漫画って本当にいいもんですね。それではまた来週お会いしましょう。
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by murkhasya-garva | 2005-01-03 20:23 | 活字・マンガ

濃いもの。

突然だが、内容の濃いSFも好きだし、文学界のエッジに立ってるような作品も好きだ。
京極夏彦や、夢枕獏、大塚英志も結構好きなほうだ。
外国文学ではスタニスワフ・レムというのがいて、浪人の頃にはまった。
「完全なる真空」「虚数」架空の本の書評集と架空の本の序文集。
稀代のSF作家が書くぐらいだからそう容易いものではない。
架空の本は本当に少なくとも今の知識、技術をもってしては作ることのできないものばかり。
それがあまりにも面白かった。睡眠時間は確実に減った。
あれからソラリスを映画や小説で鑑賞したが、
個人的には先2冊のほうが印象が強い。

そんなコアな本を出版しているのは、主に国書刊行会や、原書房であったりする。
平凡社ライブラリーも濃いのがある。
どうしても刺激の強いものを選んでしまうくせがある。
次はマルキ・ド・サドだ!みたいな。おいおい。

けどそんな中たまに恋愛物を読むとなんとも言えなくなる。
漫画では「ハチミツとクローバー」なんてどうでしょう。
みんなあわあわな恋をしてる。なんとも傑作。これも濃い。
村上春樹の「スプートニクの恋人」も恋愛物かな?

ものごと釣り合いが大切。
あっち系を読んだら正反対へ。こっち系を読んだら後方の彼方へ。
そして最も一般的なものを素通りしていく。
結局コアにかたよる罠。
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by murkhasya-garva | 2004-12-01 02:04 | 活字・マンガ