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by murkhasya-garva
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<第五回京都映画祭>花くらべ狸御殿

「花くらべ狸御殿」(1949)
b0068787_1014276.jpg第五回京都映画祭オープニング上映。30分ほど前に友人と祇園会館に着くと、すでに2,30人ほど並んでいる。意外と少なかったので安心。2階席の最前列ど真ん中を陣取り、悠々と観ることができました。最高ですね。
それにしても幕間のテーマソングは何とかならんのか…。


黒太郎は狸御殿の城下のカフェで働いている。ハンサムで魅力溢れる彼に、狸御殿の女王で頑なな心の持ち主のおぼろ姫が一目ぼれする。黒太郎が給仕になってから、姫はよく笑うようになった。しかしそんな二人の仲を見てよからぬ事を企む大臣が…

映画祭のオープニングを飾るにふさわしい作品。これこそエンターテインメント。目くるめくミュージカルとおとぎ話の世界が繰り広げられます。単純で、底抜けに明るくて、黙って観ているだけで楽しませてくれます。この作品にあれこれ言うこともありません。観て、楽しむ。映画の原点を思い出させる良い作品です。

狸の夢の町、その名はまさに狸夢(りむ)。何の不安もなく楽しく陽気な町は、特別技術担当の円谷英二によって作られたもの。そのセットはエキゾチックだけど和風の形を濃厚に残していて、なんとも新鮮です。この手放しの明るさは、人々の夢であり理想の世界でもあります。北朝鮮のトップはこういうのを現実にしたかったんでしょうかね。

ラインダンスでオープニングが始まります。太めで短めの足が舞う光景は、まさに日本の映画だなーと思わせるところです(笑)。魔女役の京マチ子、女王役の喜多川千鶴のコントラストも注目です。黒は奔放さや活発さ、性的魅力を表し、白は清楚で上品さを表してダンスが行われます。なんかハリウッドっぽいなあ。

男装の麗人、水の江滝子が八面六臂の活躍。それにしても女王や魔女を手玉にとる一般人って…。また女王がピンチのときも丁々発止のダンスを繰り広げ、城の奥へ進んでいくわけですが…長い。すっごく悠長。でもそんな気楽さも含めて、この作品は笑って楽しめます。
手放しに明るい本作は、当時の世相を象徴しているのかもしれません。
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by murkhasya-garva | 2006-10-26 22:27