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by murkhasya-garva
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ラブ★コン

「ラブ★コン」(2006)
b0068787_8415639.jpg身長の高い女子・リサと、身長の低い男子・大谷は、身長が原因でフラれた経験を持つもの同士。2人は絶妙な息の合い方を見せるが、いつしかリサは大谷を意識するように…
主演は藤澤恵麻、小池徹平。脚本に「ブスの瞳に恋してる」の鈴木おさむ。脇を固める意外な豪華キャストにも注目!


2年前の朝の連続テレビ小説、「天花」でデビューし、映画「奇談」に出演した藤澤恵麻。段々と演技力が付いてきているように思います。今回は彼女の特性を生かした演出が、かなりいい味出してる。対してWaTの小池徹平は、浅野忠信主演の「誰がために」で出演後、ドラマでも「医龍」に出るなど、早くも注目されています。本作ではどちらも表情が生き生きしていて、観ていて楽しくなる雰囲気が伝わってきます。

藤澤恵麻が可愛かった~。予告編の「キュン死しそうや」でかなりクラクラきてしまい、絶対観にいく!と早々に意気込んでいました。清純派女優のはずが、こんなに鼻の穴をおっぴろげてアホな顔を…!!
いやいや、なぜかとても似合っています。今まで以上に表情もアクションも豊かな彼女を見て、それだけで満足してしまいました。周りの女子中高生に隠しきれてたかどうか…

しかし!対象年齢は、はっきり言って女子中高生向け。なんとも表面的な軽いノリに支配されている世界が強烈です。南海キャンディーズのしずちゃんのカラミや、藤澤恵麻の顔演技はかなりいい線行ってますが、世代の感覚が違うと、かなりキツイものがあるんじゃないでしょうか。。。女子中高生は、原作に強い思い入れがない限り、楽しめると思います。ぼくは思った以上に笑えませんでした。

内容は、まさに少女コミックの空気そのもの。といってもあまり読んでいませんが、作品の映画化、という意味では成功していると思います。「NANA」や「ハチミツとクローバー」など、世界観を壊さずに実写化することができた作品が、最近は多いですね。次は、魚喃キリコの「ストロベリーショートケイクス」、安野モヨコの「さくらん」です。少し期待してしまいます。

それにしてもカワイイ世界。突き抜けるように明るいデザイン、色彩はともかく、役者たちのアクションが世界観を大きく支えているといっても過言ではありません。いわゆる「カッコいい」男子、「カワイイ」女の子、もっぱらの関心ごとは恋愛。ちょっとユルい世界で、皆けっこう真剣に悩んでいる。というか彼らの頭の中はピンク色に染まりきってんのか。

そこで、本作で気になったが、主人公の人間関係の狭さです。高校を舞台にしながら、親しいのは数えるくらい。残りの人間は、いわゆる「群集」。演出上の簡潔さだ、とも言えますが、案外高校時代なんて夢中になるものがあると、世界がこれ位狭くなるのかも知れませんね。
恋への憧れの思いや、恋愛シミュレーションゲームを経て、人に恋する時の本当の気持ちを知るリサ。今の日本の女子中高生の感覚をうまーく描き出しているんではないでしょうか。

対象年齢はかなり限定されますが、その世代の子たちには受けがよさそうな作品です。共感できなくても、これはこれで完結した世界が出来ている、という点でオススメの作品です。一見の価値あり。
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by murkhasya-garva | 2006-09-01 08:42 | 映画