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by murkhasya-garva
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<ポップコーン・ナイトvol.24> ドリームシップ エピソード1/2

「ドリームシップ エピソード1/2」(2004)
b0068787_974031.jpg京都みなみ会館のポップコーン・ナイト、1作目は、日本<非公式>初上映のこの作品。ドイツで9週連続興行成績No.1、オープニング記録樹立。公式の公開時期は9月。
シアターN渋谷で上映されるようです。
主人公のスポックみたいのは、本作の監督、ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ。

今回初めて、京都みなみ会館の4作品覆面上映、<ポップコーン・ナイト>vol.24に参加しました。何を上映するか分からない、という高揚感は、なんとも楽しいものです。今までのオールナイトで一番楽しめました。
このイベント、上映前に4作品のヒントが与えられ、それに2問以上正解したら招待券をゲット!…とまあ、これがかなり難しい。マニアックな作品ばかりなのです。1問しか分からなかった。

質の高いパロディ映画というのは、なかなかお目にかかれません。もともとパロディというジャンルからして、低予算で作られるものが非常に多い。しかも当り外れも多い。そんな中、しっかりお金をかけて好い感じに仕立て上げたのが本作です。パロディ、ギャグもですが、映像や音楽のクオリティに注目。

実は、そこまで肩肘張って観るものではないのです。パロディ、ギャグなど、見所は本当に沢山あるんですが、腹を抱えて笑うほどでもありません。むしろ、クスリといった笑い所が多く見られます。それに、これらのネタの配置具合といい、まめで細やかな印象があります。職人芸ともいうべき安定感すら感じます。

しかも、スタッフロール時のメイキング映像では、ほのぼのとした空気が流れます。笑ってNGを出し、NGが出て笑い…微笑ましいものです。しかしそんなテンションなら初めからそう言わんか、といいたくなる。詮無いことですが。

この作品、3人のオカマが地球を救うため、過去に戻って解決しに行く、という内容。少々過激な下ネタを混ぜながら、ハチャメチャなストーリーが展開されます。この3人、まるでドリフのいかりや長助と仲本工事、そして志村けん、もとい「スタートレック」のスポックに似ている。
ギャグやパロディのセンスはさすがにレベルが高い。「スターウォーズ」のパクリすれすれで間の抜けた演出をしてみせたり、シュールなタイミングで「ターミネーター」ネタをやらせたりと、芸が細かいです。

難を言えば、特に中盤、致命的なほどにストーリーの本筋が進まない。道草食ってはギャグ飛ばし、途中で止まってはパロディやり、という適当さのため、本筋がなかなか進んでくれません。ストーリーの勢いも少々だれてきます。お疲れの方は興味を失う瞬間でしょう。
とはいえ、時折、眠い横面をはたくように音楽が挿まれ、心地よく感じられます。ヤバイポイントにフォローを入れるなど、バランスは取れているのです。

個人的には大ヒット!といえないが、安定感のある危うげない作品だと思います。ドイツと日本、ギャグセンスの違いを少し感じますが、基本的に共通しているので、観るに堪えることでしょう。
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by murkhasya-garva | 2006-08-15 09:10 | 映画