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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
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今夏最大のエンターテインメント作品。ディズニーランドの名物アトラクションを映画化した、海洋アドベンチャーの続編です。前回の評判から、3作目の予想、スターウォーズばりの6部作の噂まで立つという盛況ぶり。
ジョニー・デップも自分の役に愛着があり、次々回作の実現はもはや時間の問題?!


映画好きなら、何だかんだ言って観に行っているのでは?ぼくは2回行ってきました。1回目、アクションや舞台、そして伏線の多さに戸惑い、一体何がどうなっているのか混乱してしまう(恥ずかしい話ですが…)。2回目、話の流れが分かっているから安心して観ていました。バラバラに見えてストーリーはいちおう一貫しています。

つまりは、「デッドマンズ・チェスト」=死者の宝箱をめぐって、生者から幽霊まで一騒ぎする、という内容です。世界の覇権を狙ったり(東インド貿易会社)、汚名返上をしたり(ノリントン)、恋人や肉親を救おうとしたり(ターナー)と思惑が入り乱れて大変なことに。しかも新しい設定を大量に投下するものだから、前作の続きネタと新情報が入り乱れてこちらも大変なことに。
一緒に見に行った人も「何かよく分からなかった…」と呟いていました。

しかし、繰り返すようですが、エンターテインメントとしては文句なく楽しめる内容です。音響効果を活用し、CGなどでリアリティーにこだわった部分が多く見られます(今回、特にデイヴィ・ジョーンズやクラーケンといった吸盤系の映像が見応えあり)。アトラクションのような原住民からの逃亡劇、水車を使った3人の剣戟など、冒険モノに期待されるアクションのアイデアが充実している点も、本作の見所です。
というより本作の魅力は、この「見せる」、もとい「魅せる」ことにある、と言って差し支えないでしょう。

ストーリー構成の他の部分については、確かに突っ込み所がいくつか見受けられます。
まず、デイヴィ・ジョーンズから鍵を取るシーンしかり、各トピックをつなぐ部分の必然性や印象が極端に薄い。原因には、「時間の都合上」というのが考えられますが、他のアクションシーンが濃厚な分、この薄さは不自然ですらあります。そして、エリザベスの巧みすぎる剣捌きなど、ちょっとしたネタを大いに活用するのは結構なのですが、やはり多少引っかかります。

また作品自体の伏線の多さも特徴的です。もちろん、次回作を射程に入れた作品だからこそ、このように大上段に振りかぶって見せることができるのでしょうが、3作目でどこまで疑問が解消できるのか。「マトリックス」のような、謎が未消化のまま終わるような作品にはなってほしくない。期待を持たせる反面、その将来的な不安定さが気になります。

もちろん「見せる」映画たることを重視し、結果として成功しているのだから、細かい点をどうこう言うのは詮無いことです。しかし、この短所は後々命取りになることも少なくない。是非とも、3作目を期待すると共に、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズが成功裡に終わってくれることを願うばかりです。
色々と言いましたが、観て損はしません。未見の方は(あまりいないだろうけど)ぜひ、この夏に一本!この作品を観にいって下さい。観た方はもう一度。いや二度三度。
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by murkhasya-garva | 2006-08-08 20:12 | 映画