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by murkhasya-garva
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陽気なギャングが地球を回す

「陽気なギャングが地球を回す」(2005)
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伊坂幸太郎原作の小説を映画化。キャストには大沢たかお、鈴木京香、佐藤浩市、松田翔平、大倉孝二など。「寝ずの番」でも出演した木下ほうかもいました。あのキャラはけっこう印象に残るな。




銀行強盗の場に偶然居合わせた4人。「俺たちならもっと上手くやれる」と彼らは意気投合し、強盗計画を企てる。しかし、成功したかに見えたその直前、別の強盗にあっさりと大金を奪われてしまう…

優れたエンターテインメント小説が原作だと素晴らしい作品ができる、なんてことはありえませんが、今回この作品が楽しく観られたのは、原作のお陰なのも大きいはずです。まずベースになるアイデアが面白い。ストーリーの舞台、登場するメインキャラ、最後に二転三転する結末も好感が持てます。
原作も読まずに観にいくと、一体何が起こるのか分からないまま引っ張られていきます。話にスピード感や作品独特のノリがありますが、複雑ではないし多分振り落とされることもないでしょう。

主要キャラの鮮やかなデザインの服装が目を引きます。話がさくさく進んでいきます。しかしこの若々しさは、全体の軽快さを形作ると同時に、どことなく空回りしている感があります。自分たちのノリを周りにも押し付けて、軽く暴走している感じですね。例えば、佐藤浩市の演説は聞いてて面白いんだけど、松田翔平や鈴木京香まで早口で説明口調になってしまっている。あからさまに、演技だなと思わせるところが少し鼻につきます。舞台のノリを映画に持ち込んでいるようなものです。

しかしここは好みの問題ですね。このノリについていけたら、ポップでコミカルな展開は楽しくてたまらないし、二転三転するストーリーに酔いしれることでしょう。それだけの勢いがあるはずです。
実際に、ラストの挑戦的なしめ方は監督の自信すらうかがわれます。使い古された映画のパターンにハマってたまるか!そんな意気込みを、佐藤浩市の演説とスタッフロールに込めています。挑戦的でありながら、ライトな映画ファンにもちゃんと分かるように作っているようですね。何よりも、このパワフルさが個人的には好きです。

軽薄といえば確かに軽薄。でも背景のデザインといい、話のテンポといい、若い世代の観客に魅せるにはこうでないとダメでしょう。というか原作もこんな感じなんじゃないんですか?読んでいませんが。
ぼくも観ていてテンションが上がりました。オススメです。
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by murkhasya-garva | 2006-06-13 00:27 | 映画