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by murkhasya-garva
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ALWAYS 三丁目の夕日

「ALWAYS 三丁目の夕日」
b0068787_22452255.jpg今年映画館1本目の作品。誰かが観客の8割以上が最高点の評価を付けていたとか言ってた。何かの罠だろうと思っていたけど、多分大手の映画情報ページでも見たんだろう。Moviewalkerのレヴューなら大抵平均が高いからあまり当てにもならなさそうだし…。
まあ斜に構えて観にいったんです。


原作はビッグコミック連載のマンガ。独特の画風で懐かしく心温まる物語を紡ぎだす。とは言ってもビッグコミック自体あまり読まないし懐かしものは特に読んでこなかったので、あまり突っ込んでコメントできません。映画の出演は堤真一、薬師丸ひろこ、堀北真希、吉岡秀隆、小雪など。

映画自体は下町人情を上手いこと描き出した作品となっています。小さい自動車修理工場の鈴木オートと、冴えない貧乏文士の2軒をめぐる物語。近所にいるもの同士、関わりあって生きていく中に悲喜こもごもが生まれるという、日本人の琴線に触れそうな内容です。

戦後、日本人の多くは将来に希望を持っていた。と言われる時代の思い出をくみ出しており、それ以上にメッセージ性というものは特にないようです。それでも上の世代の方には古き良き時代をしのぶ、感涙に至る可能性の高い作品ではないでしょうか。逆に配役は若い世代。全世代が気軽に足を運べるような映画だと思います。

明確にテーマを特定せず当時を丁寧に描くという映画の性質上、そこに盛り込まれた一つ一つのアイテムに目が行きます。例えば食生活。夕飯がコロッケと聞いて一平(小清水一揮)は喜びます。今では何も言わずに素通りしそうな料理が当時はご馳走と見られていたのでしょう。他にも、シュークリームや焼き鳥など…。些細なものに喜びを見出せた時代が眩しく見えたりもします。

また、鈴木オートは零細の工場ながら下町でいち早く「三種の神器」を揃えます。新しい商品に近所こぞって大手を広げて喜ぶ姿。その一方で、捨てられてゆく道具には目も向けられません。無残に打ち棄てられた冷蔵庫を映し出したシーンは作中で異色ですが、その分強烈な何かを語りかけているような気にさせられます。

今ではきわめて薄くなった近所付き合い。鈴木の主人(堤真一)と貧乏文士(吉岡秀隆)はタイプが正反対なのに相談したりケンカ?したり…。あつかましいほどにお互いが関わりあっていた時代が偲ばれもするでしょう。

役者陣も作品の雰囲気にしっかり合っています。堀北真希は「逆境ナイン」以来「野ブタ。をプロデュース」も見てないので心配でしたが、元気一杯、りんごほっぺの似合う子を演じていて安心しました。ただ、子役はやっぱり限界あるんですかね。もう少し何とかならんか。

タイトルが「三丁目の夕日」というだけあってラストはいい感じです。ロングランする理由がよく分かります。日本人全般に大ウケしそうな作品です。まだ見てない人には取り合えず勧めておいて間違いはないでしょう。
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by murkhasya-garva | 2006-01-11 18:26 | 映画