休止中。


by murkhasya-garva
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コタツの夢

いつものように境内の市場へ行く。陶器を売る店や肉屋を営む店もある。
そこで当然のように物色をし、回るつもりであった。
その帰り、易者に出会った。
易者は言う。「お前さん、死兆が出ている。このままだと死ぬぞ。」
何をバカなことを。一笑に付し、そのまま店を回り、家に帰っていった。
しかし、その途中、どうも気がかりなことばかりが起きる。
どうも嫌な予感がする。
その不安は一晩のうちに大きく膨れ上がり、本当に自分が死ぬのではないかと思うに至る。
あくる日、また易者の下に駆け込む。
「どうにかしてくれ。今俺はどうなっているんだ」
易者は残念そうな顔で言う。
「一晩のうちに運勢が変わってしまった。忠告を守らなかったものだから、お前はもう死ぬだろう」
不安で嗚咽をもらす。「どうすればいい?」
「私が作っている薬を飲め。昨日は私がお前に薬を調合してやろうと思ったのに、断ったから作ってやれなかったのだ。これを今日飲むがいい。」
彼が渡した薬はそこらで売られているようなものであり、値もそこまで張るようなものではなかった。
「わかった。今日帰ってから飲むよ」
「何を言っているのだ。それでは間に合わない。ここで飲むのだ。家に帰ってなどと悠長なことを言っていれば、お前はとうにお迎えがきているだろうよ。さあ飲め」
恐怖が私の頭を狂わせ、思わず、白い粉末を顔に塗りたくる。
「これを、これを飲めば良いんだな?」
隣にいる客がいぶかしげな目つきで私を見、少し間を置こうとする。
「それはそうだ、かえってからなどと悠長なことを言っていられる身分ではない筈だ」
手元にある薬を飲み下そうとする。



目が覚めた。私は寝ている間に嗚咽を漏らしていなかっただろうか?
喉がヒュウヒュウと痒い感じがする。
どうやら、さっき咳をしたようだ。咳をすると泣いているように感じるのだろうか。
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by murkhasya-garva | 2005-11-29 00:19 |