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by murkhasya-garva
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ティム・バートンのコープスブライド

「ティム・バートンのコープスブライド」
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ティム・バートン監督がジョニー・デップと協力のもと作られた映画のうちの1本。この2人協同の作品は少なくない。シザーハンズ、エド・ウッド、スリーピー・ホロウ、ナイトメア・ビフォア・クリスマス。今回「チャーリーとチョコレート工場」とほぼ同時期に製作されたこの作品は、カップリングやおこぼれ的小作品といったものではない。既に出ている評価のとおり、これは独自の世界観を持った逸品と言うべき。

いまだに「チャーリーと~」は見てないんですけどね。ハシゴの流れで観にいきました。数年前に「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」を見たんですが、なんと出来のいいことか。ストップモーション・アニメでカルチャーショックを受けたというか何というか。だってそれまでは朝の幼時向けテレビでしか知らなかったんですからね。

とにかく、今回も面白かった。正直なところ、刺激の強いものの見すぎで深く感動できなかったのがとても残念。もっと素直な気持ちで観なければ。
内容は一ひねり加えたいい話。ハートウォーミングという作品。最後まで予定調和的で、誰にでも難なく見られるものになっています。目立つのは、パペットの動きです。トコトコトコ・・・と足音の付いた動きがかわいらしいし、かと思うと執事の細かいアクションもこれまたいい。
ビクターの家は魚屋で、屋敷に入るとき執事がビクター家族の後ろで鼻をヒクヒクさせるんです。それがなんとも魚の臭いがしてきそうで・・・。屋敷の色が腐った魚の色合いをしているからなんでしょうか。妙にリアルな感じでした。

死体の花嫁がとてもキレイ。頭から足先まで青ざめているというのに、その憂鬱で悲しげな表情は、薄く引かれた口紅のせいか、なんだか色気が出ているようにも感じられます。それに表情もとても豊か。ふと微笑むときの、やつれた頬に出来るえくぼはとても雰囲気出てますよね。ビクターは死体と結婚するなんて、と止まってしまいますが、こんな感じの美人だったらOKしてもいいかもしれない。

また面白いことに、生物の世界はあんなに灰色が基調の暗い世界だというのに、死者の世界は逆に黒をアクセントにとてもカラフルで明るいんです。もちろん色だけではない。生者は規則に縛られ、意地や悪意、外聞にとらわれていて何だか感じ悪い。ただビクターとビクトリアだけが無垢さを残している。なのに死者ときたら歌って踊って騒いで明るくて無邪気で、仲間思いな善い奴ら。

内容も基本的にいい話です。見ていて気持ちが良くなります。またミュージカル仕立ての部分もあって楽しく見ることができます。内容の深読みもできないことはないんだろうけど、この類の映画には余りそぐわしくありませんね。皆にオススメできる作品。ただ、映画ずれした方はこの限りではありません。
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by murkhasya-garva | 2005-11-13 15:52 | 映画