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by murkhasya-garva
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七人の弔

まだまだ他の映画の感想も残っているんだけど、とりあえず今日は今朝見た映画について。
まあ7(NANA)つながりということにしておいて下さい。

「七人の弔」
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ダンカンの初監督作品。ブラックユーモアを基調とした、なんだか居心地が悪くなりそうなテーマの映画です。ダンカン本人も出演しています。パンフレットには、タレントであり、構成作家でもある人、と。構成作家は知らなかった。98年に「生きない」で脚本、主演を務め、高い評価を受けたそうです。



山や川に囲まれた自然のなか、7組の家族がキャンプにやってきた。しかし、親はなにやら素振りがおかしい。子供は何も知らない様子で、親と共にいる。垣内(ダンカン)が案内するキャンプの真相は、いったい何なのか。

見ていて居心地が悪くなるような映画、なんです。色々な意味で。
ここで浮き彫りにされるのは生活に歪みをきたした人間ばかり。再婚、ギャンブル、サラ金、新興宗教、浮気、リストラ、そして虐待。子供の顔は皆ぎこちない。親は自分の生活がままならないために自分の子を臓器移植に提供しようとする。子を子と思わなくなった大人は欲望に目が眩み、おぞましい行動にはしる。その光景を淡々と映し出されたらなんだか尻の辺りが落ち着かないというか。金は魔物だな、なんて思ってしまいます。

そして、居心地が悪くなるのは映画の仕立て方にも原因があると思います。
ストーリーは分りやすく、その雰囲気を感じるには十分なんですが、演出の仕方がちょっと…。作りすぎた、というか。
といっても子供たちの親の役をしている俳優はそうそうたる面子で、熱演(怪演?)してくれます。渡辺いっけいは今朝の連続テレビ小説「風のはるか」に出演していますね。今回は正反対の競馬にハマった親父役をやってますが、さすがベテラン。高橋ひとみ、は久しぶりに見た。以前昼の連ドラで見たような気がするが、今回は若い男に夢中の母を演じています。これまた怪演。嫉妬とか焦りとか滲み出てくるようです。
他にも山崎一(いまだに石田純一と見分けが付かない…)や保積ペペがでていますが、イチ押しは温水洋一といしのようこ。温水氏はダメな人が上手い。かなり上手い。そしていしのようこが役になりきっていて、これがまたハマっているんです。

とにかく役者は子役も親役も本当に揃い踏みなんですが、なぜかしっくり来ない。それぞれの動きが、設定されていますよ、という臭いをモロに出していて不自然。それは申し訳ないがダンカンの役にも言える。淡々と話すのが、後々すごく不自然に思えてくる。台詞も朗読みたいだし。
ストーリーも切り取り方が納得いかない。展開のフォローがなかったりして落ち着かない。不自然に切り取ってこそテーマが生きる、なんて言い方もアリですが、何だかなあ…。
内容はかなり面白いのにしっくり来ないというのが本心です。もっと手直ししても良かったんじゃないのかなあ。幕間のようなシーンの引き方は、映画の方法ではアリなんですか?
ちなみに午前中1発目に観にいった際、館内ガラガラでした。1人で満喫・・・・っておい!!
「埋もれ木」の時とえらい違いだな。
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by murkhasya-garva | 2005-10-25 02:18 | 映画