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by murkhasya-garva
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ワンダーランド

「ワンダーランド」
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70年代アメリカで、ポルノ王としてその名を轟かせたジョン・ホームズ(ヴァル・キルマー)。その名声に翳りが見え始めた頃、彼は犯罪史に残る残虐な未解決事件「ワンダーランド殺人事件」の容疑者として逮捕された。実際の事件の顛末を綴る、彼と彼を信じ続けた2人の女性の物語。



この作品に使われる音楽も映像も好きなんだけど、いざ作品全体を通してみると…何だかビミョ~なんです。ストーリーがグッと来ないというか、内容がかなり薄いというか。まず登場人物が多くて序盤はどうなってんのかよく分からなかった。ほんとによく分からないんです。後々になってやっと分かるような設定にしてるんだけど。よく分からないまま、登場人物はめいめいに事件に関して事件の記憶を語りだす。そしてめんどくさいのが、その記憶の証言がいちいち映像化されること。各人の証言の修正に修正を加えて、真実にたどり着く・・・という寸法なんです。

難しいことはないんですが、ちょいややこしい。ポルノ王が出てくる割には、彼には「真実を語る者」としての役割しかない。ヤクにハマるけどもどうもそんな雰囲気が出ない。彼自身については確かに、二人の女性とのドラマが繰り広げられるけど、事件の謎解きを比べたらインパクトが薄くないですか?

「私はあなたの女よ」と言う少女(ケイト・ボスワース)、「もう私の人生に入り込まないで」と言う妻(リサ・クドロー)。サングラスを外したら案外かわいい顔して締まらないヴァル・キルマー。この3人の絡みは印象的だったんですけどね。どうも事件に比重がかかってるような気がして…。事件がらみの役者は逆にすごい存在感があった。特にエディ・ナッシュ(エリック・ボゴシアン)は、設定もさながら、あのだみ声で話されると迫力がある。

さんざん映像効果とスタイリッシュな音楽で引っぱっておきながら、あまりにもあっけない幕切れ。後日談をプロットで流された日にゃなんだか哀しくなってしまいます。もっと内容濃くてもいいだろ?と思ってしまいました。でも雰囲気を楽しむにはいいかな。

ヤク中の感覚にどっぷりハマりたいなら「レクイエム・フォー・ドリーム」がオススメだし、同系の時間感覚を味わいたいなら「ユージュアル・サスペクツ」や「メメント」がいい。ヤク中同士の争いなら「パーティ・モンスター」もいいかも。。
激しくはオススメできない1本。ビデオで借りるレベルかなあ。
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by murkhasya-garva | 2005-09-27 01:57 | 映画