休止中。


by murkhasya-garva
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L'amant ラマン

あっついですね。最近関西では雨が降り、微妙に気温が下がってくれてるのでありがたい。
一昨日にミニシアターで3本立てをかましてきましたので今回はその1本。

「L'amant ラマン」
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原作は、やまだないとの同名のコミック(双葉社刊)。
やまだないとは聞いたことあるんだけど読んだことはありません。
京都みなみ会館ではわずか一週間しか放映しないというから行ったんです。
こ、これは観に行かねば・・・。  要するにビョウキですね。
ともかく、いつもは前情報見ないで映画に行くんですが、今回はどういうことか公式サイトを覗いてから行ってしまいました。少し後悔。

17歳の誕生日を迎え、少女は3人の男と1年間の愛人の契約を結んだ。
男たちは少女を華子と呼び、少女は3人をA、B、Cと呼ぶ。
彼らと時間を共にしていくことで、いつしか少女は変化していく・・・

少女役には安藤希、3人の男は大杉漣、村上淳、田口トモロヲというベテランの面々。
だというのに・・・
前半は、”・・・おれはVシネマを観に来たのか?”という不安が頭を離れませんでした。音楽のない無表情な静寂。ぼそぼそと、棒読みに話す俳優たち。ことある毎に大写しになる登場人物。そしてのっけから性描写かよ!! 大杉漣めウォウウォウ言いよって・・・。
昔連れて行ってもらった映画館で見た、ダメくさいピンク映画とイメージがかぶる…
すごくあせった。こんなノリが続いたら本当に帰ろうかと思った。

でもそれ以降は段々と物語の流れが見えてきます。
男たちの持つ孤独。少女の抱える空しさ。
少女のナレーションでも言われていましたが、花火のシーンがなぜかグッときます。
孤独を抱えた者たちが集まって、静かに花火を見上げるとき、Polarisの「光と影」が流れ、なぜか泣きそうな気分にさせられるのです。

虫かごに入れたセミの死。
なぜか少女に近づくクラスメイト。
クラスメイトの弟との出会い。(この弟、どういうわけか名前が柄谷行人...)
「私、このままでいたい・・・」
象徴的な描写とともに彼女の変化が描かれます。

そして1年たった18歳の誕生日に、彼らはある場所へと出向く・・・

感動した、という程ではない。
あの淡々としすぎた時間は少し物足りない感じがしたし、設定が非現実的というのが没入しにくい一因であるようです。
ついていけないと言えばついていけないのですが、雰囲気が宮崎あおい主演の「害虫」に似ているような気がします。「ラマン」の方が分かりやすいと思いますが。
「害虫」に比べると、「ラマン」の方が登場人物の心情描写がよく描かれているような気が…

”少女”の心の変化、観比べてみてください。
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by murkhasya-garva | 2005-08-14 16:05 | 映画