休止中。


by murkhasya-garva
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

Exhousted by movies?(1)

今日は予定通り映画を観に行った。
朝一番の「恋は五・七・五!」以外全部観たことになる。
期せずして自分の集中力が低くなってるのが分かった。。。

「復讐者に憐れみを」
b0068787_1115373.jpgこれこそが韓国映画の真骨頂。そんな感じ。
今まで観てきたホラーにしても、社会派にしてもピンとこなかった。恐怖間を煽らないと言うか、感情移入をしにくいと言うか。はたまたご都合主義が鼻についたり、テーマを露骨に押し出していたりして、どうしても、これ!というのに出会わなかった。


しかしこれは違う。どんなに気がなくともその内容の余りの深刻さに引きずり込まれてしまう。
この作品の監督は「JSA」「オールド・ボーイ」の監督のパク・チャヌク。こんなに重いとは。
残酷、凄惨さが前面に押し出されるというのに、終始感じるのは、哀しさである。
抗うことのできない人生をたどらねばならない人間の哀しさ。
どこまでも救いようのない登場人物たち。余りの凄惨さに息を呑み、さらにストーリーの立て方や時間配分の過不足のなさに、迫力を余すところがない。最後まで溜息をつくことすら許されない。

自分の世間知らずのために一千万ウォンと腎臓を騙し取られたリュ(シン・ハギュン)は姉の手術代を稼ぐため、ヨンミ(ペ・ドゥナ)にそそのかされ、ドンジン(ソン・ガンホ)の娘を誘拐するが、誤って娘を死なせてしまう・・・。
復讐は復讐を呼び、次々とメインキャラが殺されてゆく。彼らは復讐を踏みとどまる事ができないのだ。リュの抑えがたい衝動、ドンジンを追い詰める想い、そしてドンジンに襲い掛かる「縁」の恐怖。
誰にも避けることのできない復讐劇は、「死」によって幕を閉じる。

彼らの世界は「復讐」で完結するが、彼らの周りの世界はどうだろうか。
多少の波紋を受けたとしても、誰も何ら傷を受けることなく、いつもと同じように日々の人生が始まる。彼らは忘れられた存在となってしまうのだ。
と同時に「復讐」という言葉が彼らの世界を限ったように、いつ誰が運命の渦に巻き込まれてもおかしくはない。この作品の恐怖は、ここまで根を下ろしているように思う。

お勧めはしないが、見る価値はある。重く哀しい作品。
ホラー、恋愛、コメディ、あらゆるジャンルに流れる韓国映画のイメージとは「哀しさ」なのだろうか。
上手く表現できないな・・・
[PR]
by murkhasya-garva | 2005-07-04 01:06 | 映画