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by murkhasya-garva
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タルコフスキー・ナイト(前)

「惑星ソラリス」

有名すぎるタルコフスキーの作品。そもそも何でこんなの観たいと思ったかというのは理由がある。今でも説明できる。説明させてくれ。

19の浪人の頃、市の図書館で本を漁っていた。勉強もせずに。
そこでふと目に入ったのが「完全な真空」という奇妙なタイトルの本。
架空の書物の書評集、という不思議な内容にひかれ、そのまま、その構想の深さに魅了されると同時に、書物の底知れない可能性がぽっかりと口を開いているような感覚に襲われ、食い付くように読んでしまった。
この架空の書物が本当にあったら…と思う一方で、こんなとんでもない本を書いた作家の作品をもっと読みたくなっていた。

それから1年後に「ソラリス」という映画をやるという。スティーヴン・ソダーバーグを監督に、スタニスワフ・レム原作作品を映画化するといういうじゃないか(当時はタルコフスキーの存在すら知らなかった)。いてもたってもいられなくて観に行った。
内容は愛が主題の、いわゆる「大人の」ラブストーリー。それでもその世界観がとても独特で引き込まれてしまった。
宇宙の片隅で、知性を持つ海によって過去に失った妻を具現化させられてしまう。
再び現れた妻にとまどいながらも、過去に残した後悔の記憶をやり直そうと試みるクリスの行動が哀しくも美しい。時折現れる惑星ソラリスの意思があるように色を変え蠢く様子は、恐ろしさではなく表現しがたいほどの深遠さや不思議さを僕の記憶に残した。
けど正直登場人物の心情は、自分が幼かったのだろうか、よく理解できなかった。

そして今回、オールナイトは「タルコフスキーナイト」と銘打ってやるという。
「惑星ソラリス」「ストーカー」「ローラーとバイオリン」の3本立て。
行って良かった。行くだけの価値はあった。
その内容は…つづく。いいかげん眠いよ。
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by murkhasya-garva | 2005-06-28 05:52 | 映画