休止中。


by murkhasya-garva
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「コーラス」観た。

「コーラス」
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淡々と進むストーリーは、予定調和的に進んでしまうもんだから先が読めてしまう。
というか使い古されたネタのような気もする。
けどなぜか最後まで観るものを惹きつけて止まない力がある。
それは少年たちの歌声だろうか、暖かく少年たちを受け入れる教師の愛だろうか。

「やられたらやり返せ」。寄宿舎の厳しい環境で行き場を失った子どもたち。
失意の音楽家マチューと出会って音楽を知り、生き生きとしてくる。
子どもたちが変化するにつれて、学校全体も活気を伴うように見えた…。
マチューを信頼している子どもたちの愛に満ちた表情や、まっすぐな瞳がひしひしと何かを訴えてくる。

そして何よりも「学校一の問題児」モランジュがすばらしい。
憂いを含んだ表情から、天使が羽を広げるように美声が響き渡る。
合唱中に譜面台役をやっていた(笑)少年の眼もまたいい!あんな表情されたら泣くしかないでしょう。信頼しきっちゃってるよ。

ただ、マチューがハゲと冷やかされるだの「自分の音楽を歌わせる」だの、果てにはモランジュの母に想いを寄せるだの、いい年した教師が少し間抜けっぽかったけど、それでもいい。
彼は結局何の名声も求めず、子どもたちに光を与えた。「聖なる俗人」でいいじゃないか。

一つ一つの設定が、丁寧に映画全体にしっかりとはまって各場面を印象付ける。
安心して観ることができる逸品だった。これはぜひもう一回観たい。
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by murkhasya-garva | 2005-06-04 13:30 | 映画