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by murkhasya-garva
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一人マンガ談義。「やさしいからだ」とコミックビーム

よし!漫画についてかこう。今日は30%くらい乗り気。
「やさしいからだ」の作者の安永知澄が出した短編集「あのころ、白く溶けてく」。
何であれを初めて読んだ時に調子が悪くなったのだろうか。
作者が描く人物は一様に瞳がやけに黒い。少女マンガによくあるようなキラキラ目で甘美なロマンスを、軽薄さとともに語ったりしない。まるで人の深遠を映し出すような得体の知れなさ。
読んでいてどうも落ち着かなくなる。不安になるんだろう。
そんな目をした人物は時折話をやめ、どこか遠くを見たり、行動している以上のことを言わずして語ろうとする。その行動もまた、生活のうえでの微妙な心の揺れを抱えながら何とか折り合いをつけたものである。いや、折り合いがついていないのかもしれない。その折り合いのつかなさが抑圧されそこなった気持ちを表すのか。
たぶん、明確な気持ちの境界線を引けない人のことや、触れたら切れてしまいそうな不安定な心を描いているからこそ、読んでいて不安になるのだと思う。
テンションあげようとしたり、気分転換に読む類とはちょっと違う気がする。
何度か読めば、登場人物、ひいては作者の思っていることにも慣れてくるだろうし、分かってくることだろう。そうすれば不安定になることなく読むことができる。俺は慣れた。
そう、何度も読むことができる、それだけの価値がある。
「やさしいからだ」もそろそろ欲しい。より洗練された感じのする作品。

コミックビームのどこが面白いのか分からない、と言うやつがいる。同人誌上がりの作者が思い思いに描いてるだけだろ、とか。
何いってんだ。一つ一つのクオリティーが高いということ、そしてそれぞれの作者がめいめいに描いているということはこの雑誌が贅沢な証拠だ。
絵がきれいなのがいないと言うやつがいる。絵が上手い漫画家は誰か聞いたら、デスノートの小畑健、国が燃えるの本宮ひろし、ゼットマンの桂正和を挙げる。確かに上手いけど絵の上手下手で読む漫画を選別するのは、もったいない!!!!本当にもったいない。
だいいち絵の上手下手なんて明確な線引きはできない。そんなの好みの問題だ。
一つの判断材料として絵の巧拙を問うのならいいけど、それを専らの判断基準にしてしまうのはダメです。ひっくるめて判断しろよ。もったいないよ。
絵が上手くてもひどい漫画はけっこうある。以前言った黒鷺死体宅配便とか。
「エイト」(上條淳士)、「ショコラ」(窪之内英策)は尻切れで終わらすな。どっちも多少は有名な漫画家だろうに。あえていうとハンターハンターもダメくさい。

・・・え、何。お前の言ってることも所詮好みの問題だろって。
そうね。それをいっちゃおしまいよ。
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by murkhasya-garva | 2005-03-01 01:14 | 活字・マンガ