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by murkhasya-garva
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ガエル・ガルシアかっこいいね。

最近よくいろいろな表現に心奪われる。
映画の話ですが。
というのも、24日に観たRay、26日に観たオールナイトはとても響くものだったから。

「Ray」
チャールズ・レイの話。彼は作品を制作する際に、ただひとつだけ注文をつけた。
「真実を語ってくれ」と。
彼は生涯を通して名声と栄誉のうちにあり、ドラッグや女性問題、黒人差別にじかに立ち向かっていた。「真実」の姿は、確かに他の創作品とは違う特異さがあるように感じた。

・・・想像のつく限りでは、才能に恵まれていたが、若いときには認められず、年が経ってやっと名が知られるようになったり、はたまた若いときに激烈な存在感を顕していたが、何かのきっかけで凋落の一途をたどるとかいう「波」を基調に描くことが多い。また問題に衝突したときにはそれにはまって肉体的精神的にもズブズブになってしまうとか、思想性が相当に入ってしまったりする作品も少なくない。

しかし、彼の場合、それがない。若いときに不遇であっても彼の卓越した技量は仲間から貴重に思われていたし、ドラッグや女性関係はとことんまではまっていたし妻にもばれてしまっていたのに、音楽制作には影響を見せないのだ。
特に印象的だったのは差別問題で。初めは「仕方ない」「どうすることもできない」といってたはずなのに、デモ隊の一人に話しかけられているうちに何を思うところがあったのか急に車に戻ってしまう。当然ジョージア州から永久追放。たいそうな御託を並べることもなく、これが「真実」だといわんばかりに描き出す。

その姿を見ていると、彼にはもっと大きな柱が一本あったのではないかと思わせる。音楽や家族、彼の根幹を成すものは何があろうと決して手放さなかった。
母の自立の徹底的な教え、「お前を決して盲目だと呼ばせない」という言葉が彼を支えてくれたのかもしれない。
なんだか現代の偉人っぽい。テーマがはっきりしてないとかいう人がいるかも知れんが、そりゃ伝記みたいなもんだし、そんなにごつごつして出てくるもんでもないだろう。それにテーマはちゃんとあります。見る価値あり。
でもあんなに才能に恵まれてるなんてうらやましい。別世界の人間・・・。


ガエル・ガルシア・ベルナル オトコ前ナイト!もよかった。眠眠打破買って臨んだ甲斐があった。前回はオールナイトのチケット手に入れ損ねたので早々に買ったのに、空席あるし!どういうこっちゃ。結構カップルが多かった。俺の隣にはどこぞの中年のおっさん。。。(萎

「アモーレス・ペロス」
一人の青年が起こした自動車事故と犬をめぐる3つの話。
飼い犬を撃った男を刺して逃げたら事故った青年、巻き添えを食ったスーパーモデル、事故荒らしで瀕死の犬を拾った殺し屋の話。
それぞれの「愛のカタチ」が描かれていて、興味深い。ストーリーにも不自然さがなく、入ってくるんだけど、何も考えないで観てたらただ退屈なだけになってしまいそうで怖い。3時間弱もあるし。犬がよく出てくる。それぞれがいろいろな役割も持ち、登場人物を大きく揺さぶってくる。
暴力化の象徴として、精神的核の象徴として、家族殺しの象徴として。
多くの意図がこめられていそうな作品。長いけど面白い。最近観たアクションだか大作だかにはあまりない雰囲気がある。一つ一つが丁寧に作られている感じ?こういうのは好き。


「天国の口、終わりの楽園」
ヤリたい盛りの少年2人と親戚の人妻1人で伝説のビーチ「天国の口」に向かうが・・・
馬鹿話で道中盛り上がる。友人が自分の彼女とやってたのが分かって喧嘩する。喧嘩をやめないからいい加減業を煮やして離脱しようとする。しかし浜辺に着いて彼らの気持ちは融解し、関係は修復される。
けど注目したいのはその後。仲直りしました。はいよかったねで終わらせず、当時の出来事を過ぎ去った甘美な青春の1ページのように扱っているのが、さびしさ、懐かしさとともに日常に引き戻してくれる。
騒ぎ、諍い、愛を交わす。その熱い1ページに時折むせ返りそうになるが、それもまたいい。
こんな青春なかったよな~、じゃないですが。


「モーターサイクル・ダイアリーズ」
旅すると人間は成長するようだ。観ながら何ともいえない気分になってしまう。
多くの人と出会い、様々な経験を積み、自分自身を知り、そして変容させていく貴重な体験としての旅。若き日のチェ・ゲバラとアルベルトは南米大陸を回り、確実に何かを得た。この体験がキューバ革命の契機となったと考えると、異文化に触れるということの大切さは相当に大きい。
観ながら、今まで俺は何をやってきたんだろうとかと考え、胸に迫るものがある。今からでも旅をしても遅くはないだろうか。。。
ゲバラの実直な性格が、人々の心を打ち、観衆の心を打つ・・・みたいな。
いかだに乗っていくシーンは、少し前に観た「アギーレ 神の怒り」に雰囲気が似ていた。
随所随所に感動する。ひどく心揺さぶられた。もう一度観たい。

オールナイトも順番が重要かもしれない。今回はまず大作で入って、口直しも兼ねてアツいやつを、そして長いけど感動物を。今回この順番が1、2、3ではなく2、3、1とかだったら寝るやつ続出だったんでは?

ガエル・ガルシアはけっこう色んなのに出ているようだ。
「ドット・ジ・アイ」「ブエノスアイレスの夜」は聞いたことがある。観たい!
というか見そびれた映画が大量にあることに気づいた。浅野忠信出演のをあまり観ていない。
「SURVIVE STYLE5+」「世界で最後の二人」「ヴィタール」などなど。

結局この日はその後早朝から夕方まで麻雀やってました。
糸冬了!!!!!!!!!
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by murkhasya-garva | 2005-02-28 17:16 | 映画